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目次はこんな感じです。

• 【北海道・東北篇】
• 五稜郭と『燃えよ剣』
• 弘前城と『街道をゆく』北のまほろば
• 会津若松城と『王者の護衛者』
• 【関東・甲信越篇】
• 川越城と『箱根の坂』
• 江戸城と『箱根の坂』『幕末』
• 小田原城と『箱根の坂』
• 躑躅ヶ崎館と「忍者四貫目の死」『侍はこわい』所収
• 長岡城と『峠』
• 上田城と『街道をゆく』信州佐久平みち、潟のみちほか
• 【中部篇】
• 浜松城と『覇王の家』
• 岡崎城と『覇王の家』
• 清洲城と『国盗り物語』
• 墨俣城と『新史太閤記』
• 岐阜城と『国盗り物語』
• 丸岡城と『街道をゆく』越前の諸道
• 【近畿篇】
• 長浜城と『播磨灘物語』『功名が辻』
• 彦根城と『街道をゆく』近江散歩、奈良散歩
• 安土城と『街道をゆく』近江散歩、奈良散歩
• 伏見城と『梟の城』『関ケ原』
• 大坂城と『新史太閤記』『関ケ原』
• 高取城と『街道をゆく』甲賀と伊賀のみち、砂鉄のみちほか
• 三木城と「雑賀の舟鉄砲」『軍師二人』所収
• 姫路城と『播磨灘物語』
• 洲本城と『街道をゆく』甲賀と伊賀のみち、砂鉄のみちほか
• 【中国・四国篇】
• 備中高松城と『播磨灘物語』
• 備中松山城と『峠』
• 郡山城と『街道をゆく』神戸・横浜散歩、芸備の道
• 勝瑞城と『夏草の賦』
• 高知城と『功名が辻』『酔って候』
• 松山城と『坂の上の雲』
• 宇和島城と『街道をゆく』南伊予・西土佐の道
• 【九州・沖縄篇】
• 中津城と『街道をゆく』大徳寺散歩、中津・宇佐のみち
• 島原城と『街道をゆく』島原・天草の諸道
• 原城と『街道をゆく』島原・天草の諸道
• 首里城と『街道をゆく』沖縄・先島への道 「司馬遼太郎記念館」への招待

レビュー

出版社/著者からの内容紹介

……私は城が好きである。
　あまり好きなせいか、どの城址に行ってもむしろ自分はこんなものはきらいだといったような顔を心の中でしてしまうほどに好きである。だからできるだけ自分の中の感動を外（そ）らし自分にそっけなくしつつ歩いてゆくのだが……（『街道をゆく』「大和・壺坂みち」より）
……甲斐の武田信玄は「天命われにあり」とおもったればこそ父を追って権力の座についたわけだし、奥州の伊達政宗も、敵に拉致されてゆく父の輝宗を敵とともに撃ち殺したのも、この感情である。
　事、成就すれば「天にもっとも近い者」であることを人に知らしめるために天空を劃（かく）するような城をつくる。（『国盗り物語』より）
……有名な城のなかでは、やはり大坂城がすきである。いまの廓内は石垣のほとんどにいたるまで徳川初期の再建によるものだとおもうのだが、それでもわれわれがこの城のなかを歩いて感ずるのは秀吉立身の奇譚であり、豊臣氏の栄華とその没落という大ロマンである。（『毎日グラフ　別冊 日本の城』より）

出版社からのコメント

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