ether エーテル
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曲目リスト
1.春夏秋冬 2.モラトリアム 3.春景色 4.アカシア 5.永遠と一瞬 6.深呼吸 7.ドッグイヤー 8.五月雨 9.コスモス 10.3月9日 11.南風 12.海のバラッド
レビュー
このCDについて 2005年に「モラトリアム」「南風」と立て続けにシングルをリリースしているレミオロメンが、待望の2ndアルバムをリリース! 次世代ギターバンドシーンに舞い降りた前作『朝顔』から1年4か月ぶりとなった本作。レミオロメン飛躍の年を予感させる。
Amazon.co.jp 完売した初の武道館公演当日リリースされたメジャー2ndアルバム。ここでのバンドの音楽的な欲望の翼の広げ方には正直、あ然とする。「南風」でポップソングの王道を自分たちの言葉と音で表現した必然、その成長もアルバムの中では12曲のうちの1曲でしかない。大仰なぐらいのセンチメントをかきたてるオーケストレーションも、ク―ルな打ち込みも、全然浮いていない。ミスチルやサザン級のメロディや、3ピースで鍛錬してきたボトムのしっかりしたビートが、どんなアレンジも栄養にする。そして日常の場を東京に移してからの藤巻の言語表現のなんと爽快なことか。事実に満ち過ぎているのに。希望や絶望の先にこそ、飛び立つ鍵があるからかもしれない。(石角友香)
内容(「CDジャーナル」データベースより) 「3月9日」「アカシア」「モラトリアム」「南風」というシングル曲を含むセカンド・アルバム。メンバー三人によるシンプルなサウンドにこだわってきた彼らが、自らの音楽性を広げるべく、ストリングス~打ち込み~鍵盤といった要素をどん欲に取り入れた意欲作。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より) クラシカルなストリングスの音色が静まり、かき鳴らされるギターが澱みのない水流となる。そして藤巻亮太の力強い歌が悠久の時の流れを描き切る冒頭曲「春夏秋冬」から、このセカンド・アルバムに込められた“気合い”が否が上にも伝わってくる。鬼のような曲の良さとたしかな演奏技術に関してはデビュー時から他のギター・バンドを凌駕していた彼らだが、本作ではそれに甘んじることなく果敢なチャレンジが見てとれる。ニューウェイヴ的な変態ギターと変則的に乱打されるドラムが明らかに異常な「春景色」、スピッツを彷佛とさせる湿った情緒が印象的なメロディにスペイシーな4つ打ちを被せた「五月雨」などがその最たる例だろう。随所で重要な役割を担う共同プロデューサー、小林武史の鍵盤捌きも含め、3ピースという枠組みを取っ払ったところに彼ら特有の“過剰さ”が顔を覗かせていてニヤリとする。ブレイクした先行シングル「モラトリアム」のストレートなイメージだけでは計れない濃厚な野心作だ。 (内田暁男) --- 2005年04月号
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